最新のタブレットドライバ(V6.3.31-4以上)は、macOS 10.14 Mojaveと互換性があります。
しかし、macOS 10.14 Mojaveに追加された新しいセキュリティ機能によって、macOSのセキュリティ設定で変更が行われるまでタッチとペンの入力は機能しません。
V6.3.31-4以上のタブレットドライバをインストール後、以下のセキュリティ設定の調整を行ってください。(PDF版はこちら)
macOSのペンタブレットドライバ設定方法とトラブルシューティング動画はこちら
1.セキュリティとプライバシーの許可方法
※セキュリティ設定の確認は、タブレットドライバをインストールしてから最初の30分以内に行う必要があります。30分以上経過してしまい、様々な選択できずペンタブレットが正常に動作しない場合は、タブレットドライバを一旦アンインストール後、コンピュータを再起動の上、再度ドライバをインストールしなおしてください。
※お客様の環境や製品により、セキュリティ設定の内容などは異なる場合があります。画面の指示に沿って進めてください。
タブレットドライバインストール時に「機能拡張がブロックされました」と表示された場合は、”セキュリティ環境設定を開く”をクリックし、システムソフトウェアの読み込みの「許可」をクリックしてください。
タブレットドライバインストール中に許可を求められなかった場合、またはタブレットドライバをインストール後にペンまたはタッチが正しく機能しない場合は、以下をお試しください。
1-1.<[アクセシビリティ]欄の確認>
- アップルメニュー→[システム環境設定]→[セキュリティとプライバシー]を選択します。
- [セキュリティとプライバシー]→[一般]タブに移動し、画面下「ダウンロードしたアプリケーションの実行許可:」を「App Storeと確認済みの開発元からのアプリケーションを許可」にチェックが入っていない場合はチェックを入れます。
- [セキュリティとプライバシー]→[プライバシー]→[アクセシビリティ]を選択し、画面左下部にあるカギをクリックして変更します。パスワードを設定している場合はユーザー名とパスワードを入力するように求められます。
- 表示されたリストで、リストされているワコム関連の項目(com.wacom.IO Managerなど)すべてにチェックが入っていることを確認します。リストされているワコム関連の項目はドライババージョンやお客様の環境により異なります。(com.wacom.IO ManagerはドライババージョンV6.3.38からの表記となります)以下の画像は一例です。ワコム関連の項目はすべてチェックしてください。その上でカギを閉じます。
表示されたリストでご利用のアプリケーションがあればチェックが入っていることを確認します。
画像は一例となります。お使いのドライババージョンやお客様の環境により異なります。
1-2.<[オートメーション]欄の確認>
- 次に[セキュリティとプライバシー]→[プライバシー]→[オートメーション]に移動します。 再度、カギのかかったアイコンをクリックして管理者パスワードを入力し、デスクトップセンターのシステム環境設定にチェックします。その他ワコム関連の項目(WacomTabletDriver、WacomTouchDriverなど)があればすべてチェックをしてください。
画像は一例となります。お使いのドライババージョンやお客様の環境により異なります。
システム環境設定を設定後、コンピュータを再起動し、お使いのワコム製品が正常に動作するかご確認ください。
2.問題が解決しない場合、またはワコム関連項目がリストに表示されていない場合
[セキュリティとプライバシー]の設定欄を開いたまま以下の作業を行ってください。
2-1.[アクセシビリティ]欄の確認
<com.wacom.IOManagerの追加>
- [セキュリティとプライバシー]→[プライバシー]→[アクセシビリティ]を開きます。
- デスクトップをクリックして「Finder」をアクティブにします(左上のリンゴのマークの右側の表示が「Finder」に変わります)Command + Shift + Gを押し[フォルダに移動]を選択します。
- 「/ライブラリ/PrivilegedHelperTools/」と入力し、[移動]を押します。[PrivilegedHelperTools]フォルダの中からcom.wacom.IOMangerを見つけます。 ファイルを右クリックして「情報を見る」を選択、もしくはファイルを選択してメニューバー内の「Finder」を押して「情報を見る」、もしくは「Command+i」でファイルの情報を開きます。
- ロックの項目にチェックが入っていないことを確認し、引き続き許可ファイルであることを確認します。com.wacom.IOManagerを[セキュリティとプライバシー]→[アクセシビリティ]の下のリストにドラッグアンドドロップします。
- com.wacom.IOManagerが新しい項目として表示されチェックが入っていることを確認してください。
※確認できない場合は、macOSに問題がある可能性があり、Apple社のテクニカルサポートに「アクセシビリティ項目に追加ができない」とご相談ください。
- 設定を閉じてコンピュータを再起動します。
2-2.[オートメーション]欄の確認
[セキュリティとプライバシー]→[プライバシー]→[オートメーション]を開きます。
2-2-1.<ワコムデスクトップセンターの追加>
- [オートメーション]のリストに表示されているワコム関連項目に全てチェックが入っていることを確認します。
- 「ワコムデスクトップセンター」が表示されていない場合は、[移動]→[アプリケーション]→[ワコムタブレット]→[デスクトップセンター]を開き、ワコムデスクトップセンターを起動します。ワコムデバイスを選択し、いずれかの設定(ペン設定など)に移動し、タブレットドライバの存在を認識させてください。
- 設定を閉じてコンピュータを再起動します。
2-2-2.<[WacomTabletDriver]、[WacomTouchDriver](タッチ搭載製品の場合)の追加>
- デスクトップをクリックして「Finder」をアクティブにします(左上のリンゴのマークの右側の表示が「Finder」に変わります)Command + Shift + Gを押し[フォルダに移動]を選択します。
- 「/アプリケーション/Wacom Tablet/.Tablet/」と入力して、[移動]を押します。
- ワコムタブレットフォルダにアクセスします。ワコムタブレットフォルダ内で、「command + shift + .」(commandキーとshiftキーを押しながら.(ドット)を押し、隠しファイルを表示させる必要があります。
- 環境設定を閉じて、コンピュータを再起動します。